県北は使わずに「延陵」地域に…
- 5 時間前
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無事にセミナーを終えました。
年度末にたくさんの方にお集まりいただきました。
誠にありがとうございました。
ツキイチ会として、オープンな勉強会開催は初めてでしたので、大変ありがたかったです。
さて、来られなかった方々のご報告も兼ねて、ちょっと長めの報告をあげさせていただきます。
🌸宮銀経済研究所 尾上和広氏
✏︎延岡市の財政状況
延岡市は1人当たりの歳出や積立金(貯金)は類似団体より多い。
しかし借金(地方債)も多く、財政に余裕があるとは言えない。
基金(貯金)の水準は危機的ではないが安心できる水準でもない。
また、市民税収入は類似団体より少ない。これは、地域の「稼ぐ力」がやや弱いということ。
✏︎財政指標の評価
主な指標…
財政力指数は、類似団体より低く、財政力は弱い。
経常収支比率は、約97%で、自由に使える財源は少ない。
実質公債費比率(借金の負担)は、平均よりやや高い。
将来負担比率は、類似団体より低く、ここは比較的良好。
✏︎延岡市の歳出の特徴
福祉費(扶助費)は大きく増加。これは、全国的にも高齢化の影響。
人件費は、むしろ減少しており、行政コストは抑制されている。
物件費は、近年増加(事業内容の検証が重要!)。
✏︎延岡経済の特徴
延岡は「製造業のまち」。市内産業の約35%が製造業。(宮崎市6%、都城市25%)
しかし、製造業の事業所数・従業員数は減少。出荷額は増加しているが、企業数と雇用が減っている。
→ 企業誘致や新産業の育成が重要!
✏︎人口減少の課題
延岡市は、今後20年で約25%減少する見込み。
これは、類似都市より減少率が大きい。
財政・地域経済への影響が大きい。
✏︎地域経済の現状
企業アンケートでは、景気は緩やかな回復か横ばい。
建設投資はやや堅調。
しかし、人口減少の影響もあり、住宅着工は大きく減少。
📚延岡市への提言
尾上氏は、
1. 延岡の強み(製造業など)を再認識する
2. マーケティングの視点を行政が持つ
3. 事業の目的を明確にする
4. 行政・企業・大学の連携強化
5. 外部評価を取り入れる
また
• 円安は製造業にとってチャンス
• 旭化成の新工場などは地域経済の好材料
と指摘。
⭐️尾上和広 氏(まとめ)
延岡市は
• 財政は危機ではないが余裕はない
• 人口減少が最大の課題
• 製造業という強みを活かすことが重要
そのため、地域の強みを活かした産業振興と、戦略的な地域づくりが必要と締めくくられました。
次に、
🌸宮崎大学 地方創生学部長 根岸裕孝 氏
✏︎「鳥の目」と「虫の目」で地域を見る。
地域づくりは、鳥の目(広い視点)。九州全体・国の動きから見る。虫の目(現場の視点)。地域の人や資源を見る。…この両方の視点で考えることが重要。
✏︎延岡・県北地域の可能性
高速道路整備により九州内の連携が強まる。
熊本の半導体産業の発展は、延岡にも波及する可能性。
旭化成などの産業基盤があることは大きな強み。
県北地域は 産業・交通の面で成長の可能性が高い地域!
✏︎地域経済は「人のつながり」が生む。
地域の発展には、企業、行政、大学、市民の連携が重要。
異業種の交流やネットワークが新しいビジネスや地域活性化を生む。今日の講演は、大正解😁
✏︎若者と人材育成が地域の未来
2040年には18歳人口が約3割減少。
AIの時代は、知識だけでなく実践力や人をまとめる力が重要。
そのため、地元大学と企業の連携やインターンシップ、地元就職の仕組み…などが必要。
✏︎地域ブランドと観光
これからの経済は、ストーリー、感動、体験が価値を生む。
地域の食、文化、歴史、人に共感してもらうことが ブランド化につながる。
✏︎地域商社の重要性
地方で稼ぐためには、地域産品のブランド化、販路開拓、マーケティングを担う 地域商社の役割が重要。
単なる物販ではなく、地域の価値を売る仕組みづくりが必要。
✏︎地域づくりの鍵
地域の活性化には、若者の挑戦を応援する!民間と行政の連携(公民連携)!新しいアイデアを取り入れる!
ことが重要。
⭐️根岸裕孝 氏(まとめ)
「県北」という呼び方をやめよう!
「延陵」地域と呼ぼう!
延岡・県北地域は、産業基盤、交通インフラ、人のネットワークという強みを持つ。
これを活かし、人材育成・産業連携・地域ブランドづくりを進めることで、地域の未来は大きく広がる。
という提言でした。
三浦市長が掲げる「延岡市を新しいステージへ」を推し進めるためには、延岡市の現実を今一度知り、目を逸らさず、課題を解決の一歩を踏み出すのが大事だ!との思いから、俵組ツキイチ会と商工会議所で企画しました。
大風呂敷を広げて参りましょう✊
ありがとうございました。



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